知るトク栄養学|美容・子どもの栄養学通信教育ミニ栄養学通信講座「身体の中で固まりにくい魚の脂」

魚の脂が身体にいいと言われますが、逆になぜ肉の脂はダメなのでしょうか。
分かりやすい例がラーメンで、スープが冷えると上に白い固まりができます。これは飽和脂肪酸をたくさん含んでいるためで、これは常温で固まりやすい性質があるのです。

牛や豚より体温が低い人間の身体では、動物性脂肪は固まりやすく、加工品であるバター同様、動物性脂肪酸の摂りすぎは、ドロドロ血液を招くのです。

一方、魚は冷たい水の中で生活するため、低温でも固まらない不飽和脂肪酸(DHA・EPA)が含まれるので前出の動脈硬化のほか、脳血栓、心筋梗塞の予防や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があります。

動物性脂肪を避け、野菜や魚を中心とした食卓にすることは、簡単に取り組めるアンチエイジングかと思います。

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